古物商申請とeBay個人輸出への挑戦② ~アカウント完成と初期設定のポイント~

 

 

 

ペイオニアとの紐づけが完了したら次にすること

無事にペイオニアのアカウント登録と紐づけが完了したら、次のステップはeBayのアカウントページを整えることです。eBayで個人輸出を行うための基本設定を確実に行い、安心して販売を開始できる状態を作り上げていきます。


英語ができなくてもeBayで販売できるのか?

答えは「イエス」です。

eBayのウェブサイトは日本語に切り替えることができるので、英語に苦手意識がある方でも比較的スムーズに利用できます。商品の出品作業や設定の多くが日本語で表示されるため、安心して始められるでしょう。

また、海外のお客様とのやり取りは基本的に英語で行われますが、Google翻訳などの翻訳ツールを活用することで、やり取りに大きな問題はありません。購入希望者やバイヤーとのコミュニケーションも、翻訳ツールのサポートがあれば不安を軽減できます。


配送除外国の設定について

配送除外国の設定は、するべきです。

除外国の設定は、一つ一つ国を指定する作業なので多少手間がかかりますが、この作業は非常に重要です。地域や国によっては、配送が困難であったり、配送事故や紛失リスクが高い場合もあります。どの国を除外国に設定するべきかは、eBayのガイドやインターネット上のeBay活用マニュアルに詳しく紹介されています。そちらを参考にして、自身の運用に合った配送範囲を設定することをおすすめします。


古物商の申請は必要か?

答えは、「本格的にeBayで売上を目指すなら、必要」です。

私がeBayでの販売を始めた頃は、Amazonで新品の商品を購入し、それを再販売していました。しかし、新品市場は競争が激しく、特に人気商品の場合は価格競争が進んでしまい、利益が出にくいと感じました。例えば、ポケモングッズ、シルバニアファミリー、サンリオグッズなどがその一例です。

高い利益を狙うなら、日本でしか入手できない商品や希少性のある中古品(リサイクル品)を扱うのが効果的です。例えば、リサイクルショップで見つかるカメラ、ポケモンカード、陶器などが高値で取引されるケースが多く、海外市場でも需要があります。こういった中古品を扱う際には、古物商許可が必須です。


古物商の許可申請のタイミングと注意点

古物商の許可を取得するには、申請書が受理されてから約1か月半の時間がかかります。そのため、すでにeBayアカウントを作成済みの方は、許可が下りるまでの間に、自身のeBayページの作り込みに注力することをおすすめします。この間に、販売数やレビュー(口コミ)を増やし、アカウントの信頼度を高めるのがポイントです。

特に大切な目標は、販売実績と口コミの数を「100」にすることです。販売数と口コミが一定数を超えることで、お客様からの信頼が高まり、よりスムーズな取引が期待できます。


注意点:古物商許可が下りる前の販売について

古物商許可が下りる前は、基本的に中古品の販売は避けましょう。新品と表記されている商品でも、メルカリやヤフオクで購入した場合、それをeBayで再販売するには古物商許可が必要です。日本国内で購入したものをeBayで販売する際、古物商としての資格が求められることがあるため、特に注意が必要です。


まとめ

eBayでの個人輸出を始める際、初期設定の工夫や古物商許可の取得は、スムーズな取引のために欠かせない要素です。これから挑戦してみたいとお考えの方や古物商申請について詳しく知りたい方は、ぜひ当事務所へお気軽にお問い合わせください。サポートを通じて、皆様のビジネスのお手伝いができれば幸いです。

次回は、販売数や口コミ数を増やすための具体的な工夫についてお伝えします。

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